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本当の親切、それは「愛」
もし私が自分の父や母を治療するなら、本当にするべきことは何かよく検討し、妥協なく取り組むと思います。患者さまに接する時も、それと同じようにするのが本当の親切であり、「愛」であるというのが私の考えです。患者さまを大切な家族のように思い、困った時に頼りにしていただけるよう、一生懸命に治療いたします。
コンセプトは患者さまに寄り添うこと。対話で思いを引き出します
私は、患者さまに寄り添うことを診療の基本としています。私が良いと考えている治療方法でも、患者さまにとっては良くないケースもあるからです。そのため、事前にしっかりと話し合い、信頼関係を築いた上で治療を進めていきます。
話し合いでは、患者さまが望んでいることのほか、してほしくないことも伺います。対話を重ねることによって患者さまがお話ししやすい雰囲気作りをしますので、ご自分に合った治療についてご希望を聞かせてもらえれば幸いです。
治療前・途中・終了後の歯を写真で見ながら、しっかり説明
お口の中はご自分では見えにくい箇所もありますから、虫歯の状態や治療について、言葉だけの説明では分かりづらいこともあるかと思います。そこで私は、治療の前、途中・治療終了後に歯の写真を撮り、患者さまご本人に見ていただくことにしました。
説明する際は、単に「大きい虫歯があります」ではなく「ここがこうだから痛みが出ます」というように、今ある症状の原因などを具体的にお話しします。ご自分の状態についてよく知り、納得して治療をお受けください。
お口の健康作りには、よく噛んで食べることが大切
お口を健康に保つには、よく噛んで食べることと、だ液をたくさん出すこと、上手に歯磨きをすることの、どれも大切です。よく噛むとだ液が出やすく、だ液が出るとお口の中が洗浄されて細菌が減りやすく、虫歯や歯周病になりにくいという好循環も期待できます。
また、歯周病と血糖値との相互作用が指摘されている通り、お身体の健康状態がお口にも影響を与えることがあります。お口をよく噛める状態に保つため、お身体も含めて健康作りをすることがおすすめです。
お子さまの虫歯予防のため、ご自宅でのケア方法をアドバイス
毎月通っていただいているお子さまでも、私たち歯科医院のスタッフがケアしてあげられるのは30日のうち1日だけです。あとの日々は、ご家庭で親御さまが歯磨きや食生活に気を付けてあげることが、虫歯予防につながります。例えば、虫歯菌のエサとなる砂糖を含む炭酸飲料や、歯を溶かす酸を含むかんきつ系の飲み物は、あまり頻繁に飲ませないことをおすすめします。
生活を変えるのは難しいことだと思いますが、お子さまの歯を守るため、親御さまのご協力をお願いします。
歯周病のセルフケアには、歯ブラシとデンタルグッズの活用を
患者さまのセルフケアで、何より大切なことは歯磨きです。歯ブラシで磨くだけだと毛先が歯の表面にしか当たらないので、磨き残しをなくすため、デンタルグッズを併用することをおすすめします。例えば、歯と歯が隣接している面はデンタルフロスで汚れを取り、歯と歯茎との境目は歯間ブラシで磨いてください。
歯磨き粉は、爽快感や洗浄成分の作用が期待できますので、頼りすぎない程度に使うといいと思います。粒があまり入っていないタイプを選び、「歯磨き粉なしでもきれいにする」という気持ちで1本1本を丁寧に磨きましょう。マウスウォッシュを使うことも、おすすめです。
歯科衛生士の仕事ぶりがしっかりしている歯科医院をおすすめします
もし私が患者の立場で歯科医院を選ぶとしたら、歯科医師が親切なことに加え、歯科衛生士の仕事ぶりが優れているところを選びます。治療だけでなく予防で通い続けるとしたら、歯科衛生士と接する機会が多いからです。具体的には、説明が分かりやすくて、定期的に歯磨き指導をしてくれるところがいいと思います。また、待たされないよう、予約制であることも重視します。
私は自分がしてほしい歯科医療を念頭に、歯科衛生士と連携してしっかりと予防できる体制作りをしてきました。予約制で時間の予定が立てやすいかと思いますので、お仕事の合間にもご来院ください。
目指すのは、何かあったらいつでも思い出してもらえる歯科医院
今後は、今いらっしゃっている患者さまと共に年を重ねつつ、新しい患者さまとの出会いも楽しみにしています。そのため、一人ひとりのご希望に合わせ、一生懸命に治療していきます。
定期的な通院をおすすめするのはもちろんのこと、1、2年くらい歯科から遠ざかっていた患者さまにも、何かあったら当院を思い出してもらえるような存在になることが目標です。